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富士山/夜発 日帰り弾丸登山 【御殿場ルート】

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こんにちは。

今年も弾丸で富士山に登ってきました。今回は御殿場ルート。

昨年もほとんど同じ時期に登っていて、そのときは須走ルートで登りました。

【弾丸登山】富士山へ【須走ルート】
ついに富士山に登ってきました! 今回の行程はいわゆる弾丸登山と呼ばれるもので、 夜21:45から寝ずに登り続け、...

須走ルートからの富士登山は、とにかく後半がつらくて、死にそうだった思い出がありますが・・・

御殿場ルートは須走ルートよりも圧倒的にアプローチが長く、登山口の標高も1,440mと、須走口の2,000mよりもかなり低くなっています。

かなりの不安を胸に、主要4ルート”最難”の道をゆく・・・・

登山口まで

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今回も弾丸登山。夜発の朝帰りを予定しています。

自宅を出たのが夕方16:00ころ。とにかく天気がよくて暑い週末でした。2日前に梅雨が明けたばかりでしたが、すでに真夏の空気に包まれています。

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できるだけラクしたかったので、新幹線を使いました。

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新幹線で三島まで行き、そこから同行者にクルマでピックアップしてもらい、御殿場口まで行きました。

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山に複数人で登ることなんて、1年に1~2回くらい。ほとんど単独行ですが、今回は珍しく3人での登山。学生時代の仲間と、1ヶ月くらい前から計画してました。

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実家は静岡なので、富士山は毎日のように眺めながら過ごしていましたが、久しぶりに静岡にやってくると、その富士山の大きさに驚きます。

東京から見る富士山は、丹沢山地の向こう側から申し訳なさそうに顔を出している程度です。

御殿場口に到着すると、駐車場は7~8割程度の埋まり具合。

トップシーズンなので、一番人気がない登山口といえどこの程度は混んでいます。

駐車場ですでに星空が綺麗!

ここで支度をして登山開始です。

登山開始

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21:00過ぎ、登山開始です。

天気は最高に良く、満天の星空を眺めながら登ることができます。

天気予報が直前まで芳しくなかったので、天気に恵まれて本当によかったー!

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登山口を入って直後にあった道標。山頂まで10.5km、410分。とんでもないロングアプローチ。というか410分はかなり健脚なのでは・・・

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10分ほど登ると大石茶屋。

ここを過ぎると、七合目を過ぎる(3,050m)まで一切の山小屋がありません。

この山小屋の少なさも、御殿場ルートの人気を落としている要素ですね。

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これは知ってたことなのでいいんですが、とにかく砂の斜面です。

一歩踏み出すごとに半歩下がるような柔らかい砂地を延々と登っていきます。そこらへんの山なら登山口から頂上まで行けてしまうような距離&標高差を、この砂地だけで稼ぎます。

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標高2,000m地点。登山開始から1時間のことです。1時間で550mくらい登ったので、かなりのハイペース。

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ちょっとペースが早かったので、砂の斜面のなかでも比較的地面が安定してそうな場所で休憩。しばしの撮影タイムです。

下界の街明かりと、それを蓋するようにかかる薄い雲、そしてその上に広がる満天の星空。

富士登山の楽しみは夜の星空観賞にアリ!

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天の川の撮影にも挑戦しました。

星景撮影はほとんど経験がなく、それゆえ慣れていないので四苦八苦しましたが、それでも何とか見られるものは撮れたと思います。

天の川が見えるだけで、都会の人間としては感動もんなんです!

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40分以上におよぶ休憩をを終え、再び歩きはじめました。

新六合目に到着したのが0:00すぎ。休憩を挟んだとはいえ、3時間かかってようやく6合目とは御殿場ルート恐るべし・・・

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淡々と登りつめ、標高は3,000mを超えました。

砂の道は続きますが、序盤よりはだいぶマシでしょうか。足場が安定してきました。

私以外のメンバーが、序盤とばしすぎたせいかどうなのかわかりませんが、けっこう辛そうに登っていました。

登山経験が少ないと、自分の最適なペースがわからないので飛ばしてしまいがちになるんでしょうか。それに関しては経験を積むしかないとしかいいようがありませんね・・・

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七合目。ここにきてようやく山小屋が現れはじめます。登山口から1,600mも登ったころのことです。やはり御殿場ルート、小屋の少なさが際立っていますね。

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七合五勺の砂走館。

このへんで、気温が低いのと風が強いのでかなり寒くなってきました。

休憩しながら軽食を挟みます。

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七合九勺の赤岩八合館。ここで外があまりにも寒いので、少しだけ中に入って休ませてもらいます。

夜明け

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小屋から出ていざ出発!という頃には時刻は3:50。地平線はもう明るくなりはじめていました。

そして驚いたことに、オリオン座が見えます。オリオン座は冬の星座の代表格なので、この時期に見ることができるものだとは思っていませんでした。日の出前の低い空で見ることができるんですね。ひとりで感心していました。

それにしても、休憩時間が長かったせいもあってか外の寒さがピーク。ミドルウェアからアウター、レインウェアまで、持っているものをすべて着こみました。

一気に暖かくなったので、頂上に向けて出発。

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八合目を越えて気が付いたのですが、日の出方向に富士山の山体が邪魔をしてご来光が見られない・・・

これは誤算でした。登頂してからでも、まぁいいか。

登頂

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この鳥居を潜れば、そこは富士山頂上の富士山本宮浅間大社「奥宮」です。

しかし、この場所からは日の出方向を眺めることができないので、ここでは立ち止まらずに、須走・吉田ルートのゴール地点がある方面まで歩きます。

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そして、絶好の日の出ビュースポットまで移動するとこの景色!

ここでようやく登頂の喜びを噛みしめることができました。

最高だ!苦労して登ってきてよかった。

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富士山はこの圧倒的な高度感が面白いんだよな。

富士山は、第二位の高峰「北岳」3,193mからかなりの差をつけてぶっちぎりの最高峰で、しかも山脈に属さない独立峰なので、高度感が凄まじいんですよ。

あまりにも高いので、迫力という意味では弱いかもしれない笑

山の上というか、もはや「空」にいる感覚。

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ちゃんと剣ヶ峰(3,776m)にも寄りました。というか、ここに登ってはじめて登頂というべきか。

剣ヶ峰には渋滞ができていて、20分くらい待つことに。まぁこれくらいは仕方ないか。一人で来てたら絶対にスルーしてた笑

昨年は剣ヶ峰に至る最後の登りに差し掛かるころには死にそうになっていましたが、今年はまだ余裕がある感じ。1年間、登山を繰り返して成長したのかも!

登頂自体の喜びよりも、その成長を実感したことのほうが嬉しかった。

下山開始

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山頂で昼寝したり、小屋で少し休憩を挟んだりしながら、4時間ぐらい過ごしました。

9:45、下山開始です。

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下山の序盤は、大きめの岩が多くて歩きづらいです。8合目を過ぎるくらいまでは辛抱。

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宝永山、双子山、そして白っぽくみえるのが御殿場口の駐車場です。遠いような近いような・・・。いや、遠いな。

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七合目くらいまで下りると、雲が目線の高さに近づいてくるので、臨場感があって楽しいです。あまり自分が高すぎるよりも、これくらいの距離感のほうがやっぱり感動は大きいかも。

御殿場ルート下山名物「大砂走り」

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七合目を過ぎると、お待ちかねの「大砂走り」に突入します。

大砂走りとは、斜面がやわらかくて深い砂地になっていて、一歩踏み込むごとに3mくらい進むことができる道です。須走ルートにも砂走りはありますが、御殿場ルートの大砂走りの方が規模が大きく、砂走りといえば御殿場です。

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前半は、石が目立ちます。注意しないと石にひっかかって転びかねないので、慎重かつスピーディに下っていきます。

自分で推進力を加えると無限に加速できてしまい、とんでもない速度になってしまうので、抑えながら進みます。それでも圧倒的速さ。

宝永山に寄り道

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大砂走りを下っていると、途中で宝永山への分岐があります。

ここから宝永山までは片道10分程度で行くことができるので、せっかくだし行くことにしました。

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宝永山は遠くから見てもそうでしたが、とにかくのっぺりしている山。

これはこれで面白い。

そして宝永山の醍醐味は何といっても・・・?

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この豪快に削れ落ちた宝永火口。300年前の噴火によってできた火口です。

これほど巨大な火口を作り上げる噴火っていったいどれほどの規模だったんだろうか・・・

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宝永山の山頂にもしっかりと山頂碑がありました。標高は2,693m。宝永山の標高だけで日本アルプスを除く大半の山よりも高いという・・・

富士山がいかに大物かが見て取れます。

大砂走りへ復帰

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宝永山も楽しめたので、大砂走りに戻ります。

大砂走り後半は、大きな石もなくなり、道幅も数倍以上に。広大な砂漠のような空間を、一気に下っていきます。日本で一番開放感がある下山道であると断言できます。

須走ルートの砂走りも開放感がありますが、御殿場ルートの大砂走りはその比じゃありません!

ただ、スパッツは履いていたんですが靴の中に砂や小石が入りまくって大変でした。

あとから見たら、靴の内部(生地の内側?といったらいいのか、とにかくひっくり返しても出てこない場所)に入っていたみたいで、それがつま先部分を圧迫してかなり気持ち悪い履き心地になってしまいました。

ちょうど新しい靴を先週くらいに買ったところだったので、これを機にこの靴は引退です・・・。登山デビューから1年ちょっと。よく頑張ってくれました。ありがとう。

ちなみに、今回が引退試合となった靴はこれです↓(色はグレーですが)

この靴、軽量で価格も安く、クセがなくてとても履きやすいです。ラフ登山用にまた買ってもいいかもと思っているくらい。入門者向けでもあり、この靴を履いておけば間違いないと思っています。

登山をこれから始めようと思っている方で、靴に迷っていたらこれをオススメします。断然!

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大砂走りも終わりを迎え、あとは少し固めの砂地をゆっくりと下っていきます。

頂上方面を振り返ると、かなり下りてきたことを実感。

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夏の雲もすっかり自分よりも高いところに。

最後まで良い天気に恵まれてよかった!

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そして13:30、御殿場口に下山完了!

入山から16時間半、おつかれさまでしたー!

あとは砂を払って帰路についたわけですが、とにかく疲労爆発。

登山メンバ-3人でレストランでごはんを食べて、私を含め都内在住の2人を御殿場駅でおろしてもらい解散。

御殿場駅からは高速バスで新宿に向かいました。日曜の午後なので、東名高速道路の上り線が渋滞しているのは想定内。

でもあまりの疲労に、バスに乗ったらたちまち爆睡。一瞬で新宿に着きました。

富士登山 御殿場ルートを振り返って

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昨年の須走ルートに引き続き、御殿場ルートでの挑戦となった人生2回目の富士登山。

主要4ルートの中では難易度が高い(標高差が大きい)トップ2ルートをこれで押さえてしまったので、残す富士宮ルートと吉田ルートは、きっと容易いんだと思っています。

御殿場ルートはとにかく体力勝負で、序盤からいかに温存して登れるかがカギだと思いました。

登りに関して、ひたすら続く砂の斜面は精神修行そのもの。まして夜の弾丸登山なんて、一人だったら絶対に楽しくないので行きたくないです。仲間と登ってこそのものだと思います・・・

下山の大砂走りは圧倒的なスケール感とスピード感で一気に下ることができるので快適です。

ただし、砂塵対策は必須です。

・靴の中への砂の侵入を防ぐスパッツ

・ザックへの砂の侵入を防ぐザックカバー

・目への砂の侵入を防ぐサングラス/ゴーグル

あたりはマストアイテムだと思ってください。

温存しながらゆっくり登ることができるなら、御殿場ルートでも大丈夫です!

せっかくここまで登ったので、残る吉田ルートと富士宮ルートもいずれ攻めてみたいですね。

「富士山は登っていてつまらない山だ」とか「富士山は眺める山だ」とかいろいろ言われていますが、富士山には富士山にしかない良さというものがたくさんあるので、ぜひとも登ってみてほしいです。

日本で一番高い場所に立つというのは、日本に生まれた人間として経験しておいて損はないですよ!

登山レポート詳細

■日付:
2016年7月30日(土)晴れ
2016年7月31日(日)晴れ

■行程:
21:04 御殿場口 登山開始(1,440m)
21:14 大石茶屋
22:14 標高2,000m地点
(休憩40分)
0:06 新六合目(2,590m)
0:56 六合目(2,830m)
1:38 標高3,000m地点
1:49 七合目(3,030m)
2:09 七合四勺 わらじ館(3,050m)
2:14 七合五勺 砂走館(3,090m)
2:56 七合九勺 赤岩八合館
(休憩50分 仮眠)
4:14 八合目(3,400m)
5:12 登頂 浅間大社奥宮
(休憩)
8:40 剣ヶ峰(3,776m)
9:45 下山開始
10:43 七合九勺 赤岩八合館
11:17 七合五勺 砂走館
11:41 大砂走り起点
11:53 宝永山分岐
12:03 宝永山(2,693m)
13:23 大石茶屋
13:30 御殿場口 下山完了

■消費水分:
スポーツドリンク:2,000ml
濃いめのカルピス:500ml

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