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谷川連峰馬蹄形縦走 1泊2日 【蓬ヒュッテ無人開放】

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こんにちは。梅雨入り前最後の登山です。

梅雨に入るとなかなか山にいけなくなるので、今回は思い出のど真ん中に残るような山行にしたくて、選んだのが谷川連峰馬蹄形縦走。

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鈍行やら新幹線やらを乗り継いで、土合橋駐車場まで行きます。

そこから読んで字のごとく馬蹄の形にぐるっと一周縦走コース。

左回りの場合、本来は最後に西黒尾根から下山することで完全な周回になるわけですが、下山は面白くないので天神尾根を下りロープウェーで下山予定。いってみようか!

土合から白毛門

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土合で電車を降りて、少しだけ歩いて土合橋駐車場へ。

ほとんど満車状態。こりゃ山の上も混んでそうだ。

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駐車場を奥に抜けたところから登山道が始まります。

特に面白みはない短調な樹林帯の登りが続きます。

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登山口から白毛門まで半分を切ったくらいのところで、樹木がとぎれとぎれになります。

景色が良くなってきて、楽しくなります。

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鎖付きの岩場もアリ。テント泊装備だとかなり動きが鈍るな・・・。

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松ノ木沢の頭というところに到着。ここは休まず通過。奥に見えるのは白毛門。

見てのとおり、ここから先は視界が開けた道になります。

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馬蹄形左回り最初のピーク、白毛門に到着。

狭い山頂にそこそこの人でにぎわっていました。

コースタイム3時間3分を25分くらい巻いた。25分しか巻けてないのか…。

なぜここまで時間に拘っているかというと、コースタイム通りにいくと今日の宿である蓬峠に着くのが18:45になるからです。

しかもそれは休憩なしで歩き続けた場合。ただでさえ18:45到着は遅いのに、さすがに休憩は多少あれどすることにはなるので、それを考えるとさらに巻かないといけない。

18:00くらいには着いていたいので、1時間巻きくらいはキープしたい。

といいつつも、白毛門山頂で30分近く休憩してしまうのであった。

白毛門から笠ヶ岳

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白毛門でこれ以上もたもたしてはいられないので、先に進む。

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いったん標高を落として、再び登り返す。馬蹄形縦走は基本これの繰り返し。

白毛門から笠ヶ岳への稜線も例外ではない。

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笠ヶ岳に到着。

白毛門のような賑わいはそこにはなく、しんと静まり返っていました。

今日は本当に風がない。おかげで暑い…。

笠ヶ岳から朝日岳

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さて、笠ヶ岳で小休憩を済ませ、朝日岳を目指します。

朝日岳に至るまでにいくつもニセピークがあります。

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ここが朝日岳か!はハズレ。その先に見えてるそれっぽい山も全部ハズレ。

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この先に見えるピークこそが朝日岳。ようやくか・・・。

でも稜線は眺めもよく高山植物も綺麗で、楽しいです。

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何度もニセピークに騙されましたが、朝日岳に登頂しました。

結局笠ヶ岳からは1時間20分近くかかってしまった。

ここでも休憩はほとんどせず、次を目指します。

朝日岳から清水峠

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朝日岳から清水峠に伸びる道にほんの一部だけ木道が整備されたゆるやかな道が現れます。

まさにボーナスステージ。ここをずっと歩いていたかった。

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ボーナスステージもつかの間、優しかった登山道はすぐに両側が切れ落ちた痩せ尾根へと姿を変えます。

足元がザレている箇所が多くて、何度か危ない思いをしました。

あとこのあたりはガスっていました。

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ガスが晴れるとその先の道が明らかになります。

写真だと見にくいですが、清水峠は左奥に見える大きな屋根の小屋がある場所。マジかよ。

なにがマジかよって、あれがまだ今日のゴールではないということ。

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かなり近づいてきた。

あの屋根のある大きな小屋は避難小屋。その先に続く登り返しを登ります。まだ終わりではないのです。

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とりあえず清水峠に到着。ここまででコースタイムより45分巻き。

今日のゴール、蓬峠にトータルで60分巻いて着きたいことを考えるとちょうどいいのかも。ただしこのあともペースダウンは許されませんが。

清水峠から七ツ小屋山

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清水峠から七ツ小屋山に向けて標高差約200m登っていきます。

まずは100mくらいの単調な登り返しがあります。勢いに任せてグングン登っていきます。

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100mくらい登ると、しばらく平坦気味の稜線に出ます。天気が良くて時間に追われていなくて体力に十分余裕があれば最高に気持ちいいんでしょうが、残念ながらこのときは天気が良くなくて時間に追われていて体力に十分余裕がありませんでした。

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こういうのやめてくれ。馬蹄形縦走、しょっちゅうこういう道があります。

テント泊を始めてからこういう道に神経質になるようになったということは、軽荷ならどうってことないのだろうか?ウルトラライトになろうかな。

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「七ツ小屋山」という文字はどこにも見当たりませんが、山頂に着きました。三角点は一応あるようです。

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これまで歩いてきた稜線がしっかり見えます。上部はちょっとガスってますが。

七ツ小屋山から蓬峠

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さて、七ツ小屋山が本日最後の主要ピーク。

ここから先はゆるやかな稜線を伝って蓬峠に向かうだけ。

もっといろいろ余裕があればここも楽しめたなー。

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蓬峠到着。昨年改装されたばっかりの蓬ヒュッテが出迎えてくれます。

このヒュッテ、6月から営業開始だそうなんですが、この日は5/28でギリギリ営業期間外でした。

するとどんないいことがあるかというと…

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小屋を無料で使える!タダ!やったぜ。

この日、小屋の利用者は自分以外に3人。3人とも下の層を使っていたので、上層を一人占め。

超広い。最高。

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小屋に荷物を置いて一息ついたところで、近くの水場で補給。1.5リットル。

小屋から往復15分くらい。

氷水のように冷たくて気持ち良かったです。喉も潤されました。

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雲と霞が多くて夕焼けは微妙でしたが、しっかり見ておきました。

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ジップロックパスタは初の試み。コッヘルでゆでてジップロックに移してソース入れて混ぜて食う。そのまま捨てる。こうすることでコッヘルは汚れない。

ただ、けっこう食いにくい。長い割りばしがあるといいけどそんなのないし・・・。

パスタ食う用の短いジップロック売ってないかな。

普通に皿で食えって話か。

日も暮れて寒くなってきたので、今日は早々に寝床へ。といっても19:00過ぎくらいですかね。小屋の広い寝床を使えたのでストレスフリー。爆睡。

2日目。蓬峠から武能岳。

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3:00過ぎに起きて、4:00くらいのまだ薄暗いうちからスタート。ヘッデンはいらない明るさ。

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東の空はもう明るい。

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これからの進行方向。ガスが気になりますが、おおむね良好。

そして見てのとおり、登山道は両脇を草に覆われた道がひたすら続きます。

朝、そこを無防備で歩くとどうなるか。

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答え:びっしゃびしゃになる。

朝露のことをまったく考えていなかった…。しかもけっこうすでに濡れてるし…。

もうこれだけ濡れてしまったなら関係ない!と考えてゲーターをこのときに装着しなかったのは本当に馬鹿でした。このときはまだよかったのに、しばらく開き直ってこのまま突き進んだら次第に水が内部にも侵入してきて、靴の中がつま先までビショビショになりました。

そうなると、靴の中で摩擦が効かなくなって遊びができるので、足のケガや滑落につながる。

この時の自分を恨み続けましたね。

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でも景色が最高なのでとりあえずそのことはあまり気にせず進みました。これは後ろを振り返って撮った写真。

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スタートから1時間ほどで武能岳に到着。

武能岳から茂倉岳

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武能岳から見る茂倉岳と一ノ倉岳の絶景にしばし見惚れていました。

このあと、左下に見える稜線を伝ってあそこまでいきます。

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一気に標高を落とし、再び登り返す。

もはやこのパターンには慣れましたって言いたかったのですが、ここは今までで最大規模。

100mくらい降りて300mくらい登り返す感じ。

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けっこうしんどかったですが、茂倉岳に到着です!

1977mという標高は谷川岳と同じではないか!つまりここからは大きな登り返しはないはずだ。

茂倉岳から一ノ倉岳

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茂倉岳の山頂でびしょびしょの靴下を乾かしながらテーピングを貼り直していましたが、けっこう風が冷たくて一向に乾く気配もないのでさっさと次へ。

茂倉岳から一ノ倉岳、ここは楽勝です!

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雪渓もありますが、アイゼンは不要。

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あっという間に到着。残すは主峰、谷川岳のみ!ノンストップでいきますよ。

一ノ倉岳から谷川岳

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谷川岳への稜線、左側は一ノ倉沢に向かって切れ落ちる断崖絶壁。

景色が最高だ…。とても2000mに届かない山とは思えない立派な山容。

ここもいったん標高を落として登り返します。

一ノ倉岳からの下りはけっこう急でこわいので慎重に。

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一ノ倉名物、ノゾキ。これ以上覗けない。

分かっていても驚くのは、ここを登っている人がマジでいるということ。

この日も何人かが大声で合図を出し合いながら登っているのが見えました。クライミングだけは分からん…。今のところは・・・。

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たまには谷底以外にも目を向けると、そこには昨日歩いてきた山々が見えます。森林限界から突き出た笠ヶ岳、朝日岳や、白毛門がしっかりと。

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そして、ついに谷川岳オキの耳に到着!

このときまだ時刻は8:30で、ロープウェイを使って登っている人はまだたどり着いていない時間。そのおかげもあってか山頂は空いていました。

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ルート上にあるので、トマの耳にもいきます。

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突然ですが、3月に来たときのものを同じアングルで。

たった2ヶ月ちょっとでここまで姿が変わってしまうんだからすごいよね。

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トマの耳もしっかり通過。

これにて、馬蹄形縦走全ピーク踏破じゃ!!

あとは下るだけ。その下りが結構長いんだよ。。。

天神尾根で下山

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天神尾根を使って天神平に向かって下山します。肩の小屋は寄らないで通過。

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ちょっとだけこわかったのがここ。

わりと眺めの雪渓が残っていて、ツボ足で下るもけっこう斜度があって滑る。

滑っても谷底まで落ちてしまうような場所ではないけど、足元を取られるってのはどんな状況でも怖いもんは怖い。

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しばらくはずっとこんな道を下る。

すぐにロープウェイ組とのすれ違い地獄が始まる。ここから天神平まで200人くらいとすれ違ったと思う。といっても登山道は広い場所が多いので、すれ違いがストレスになることはない。

あと、天神尾根を下山しているのは前を見ても後ろを見ても自分以外には確認できなかった。

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腕に蝶がよくとまる。

しかし下山中は日差しが強くて暑かった。標高が落ちて気温が上がるのもあるし、風を遮るものが多くなってきたしね。

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熊穴沢避難小屋。

3月に来たときは雪が積もっていて屋根がちょうどベンチくらいの高さになっていました。

あのころを思い出して対比しながら歩くのは面白い。

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熊穴沢避難小屋から先は木道が整備された道が多い。おかげで足取りが軽い。

天神平まで一気に畳みかける。

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ついに天神平に到着!!

2日間、長かった馬蹄形縦走もこれにてゴールや!

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昨日踏んだ最初のピーク、白毛門もバッチリと視界に捉えることができます。あれだけ長い距離を歩いてきたのに、白毛門はすぐそこに見える。

あぁ、1周してきたんだなという感じ。

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このとき、時刻はまだ10:30だったので、下りのゴンドラは貸し切り。縦走を終えた達成感と安堵感に満たされ、ここにいる時間は至高のひとときでした。

体力的にきつめな山行を最近はよく選んでしまう。

その理由って、登山を終えたあとのこの達成感と安堵感に満たされながら帰路についている時間が最高に好きだからかもしれない。

登山レポート詳細

■日付:
2016年5月28日(土)〜 5月29日(日)

■行程:
**5月28日
5:30家を出発。在来線・新幹線を乗り継いで土合駅へ
8:33 土合駅着
9:00 土合橋駐車場から入山
11:16 松ノ木沢の頭
12:06 白毛門
休憩・昼食
12:25 白毛門発
13:20 笠ヶ岳
14:37 朝日岳
14:57 ジャンクションピーク
16:00 清水峠
16:54 七ツ小屋山
17:38 蓬峠
水汲み・夕食
19:30 蓬ヒュッテ泊

**5月29日
3:00 起床
4:10 出発
5:06 武能岳
6:52 茂倉岳
7:28 一ノ倉岳
7:56 ノゾキ
8:28 谷川岳オキの耳
8:42 谷川岳トマの耳
9:16 天狗の留まり場
9:44 熊穴沢避難小屋
10:20 天神平
ロープウェイ
10:43 土合口
11:10 バス発
11:40 水上駅
在来線・新幹線を乗り継いで14:30帰宅

■消費水分:
・水:約1500ml(持参分未消費。蓬峠にて1500ml補給)
・スポーツドリンク:2500ml

・ゼリー飲料:2個

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