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【八ヶ岳】赤岳~横岳~硫黄岳 日帰り登山(茅野駅周辺に前泊)

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こんにちは。最近はしばらく天気が悪かったのですが、先週末は見事に晴れました。

ということで、1ヶ月ぶりの登山はずっと行きたかった八ヶ岳へ!

茅野駅周辺に前泊からの日帰りなので、かなりシビアな山行となりました。

毎度のことながら記事が長いので、感想と教訓を最初に述べておきます。

八ヶ岳(赤岳~横岳~硫黄岳) 日帰り縦走の感想・教訓

・茅野駅から登山口まで時間がかかるので、前泊するなら登山口周辺の山荘がベター

・赤岳~横岳~硫黄岳の日帰り縦走は可能だが、体力面においてハード。

・上記ルートは、公共交通機関を使用する場合、時間がかなりシビアになる。

・景色が最高なので、日帰りで見納めしてしまうのは単純にもったいない。

と、なんともつらいことしか書いていませんが、実際はそんな教訓を得ながらも最高の山行でしたので、これから語っていきます。

茅野駅周辺に前泊

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土曜に一日中晴れるという予報になったのは金曜になってからだったので、

山に行こうと決めたのが前日である金曜の朝。

それから昼頃にどの山に行くか考えて、八ヶ岳を選び出しました。

山行は日帰り前提なので、東京からだったら夜行バスか前泊しか選択肢はない。

あとはムーンライト信州を使うという手もあります。

経済的には夜行バスが圧倒的に良いですが、乗車当日の昼に空席があるわけもなく。

選んだ選択肢は、現地に前泊です。

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茅野までは新宿発の特急あずさで向かいます。

21:00新宿発の23:23茅野着。

茅野駅近くのビジネスホテルにチェックインし、3時間ほど睡眠をとることができました。

それでも3時間。やはり前泊登山は寝不足必至。

当日 – 茅野からタクシーで美濃戸口まで

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当日は4:00前に起きて、近くのコンビニで食料を買って出発。

茅野駅から美濃戸口まで路線バスが出ていますが、この日の始発は8:00台。とても待っていられません。

※路線バスの時刻表はこちらから「美濃戸口線」をご覧ください。

ということで、茅野市役所前にタクシーを呼びました。

市役所に呼んだのは、目印として分かりやすかったからです。

茅野市役所から美濃戸口まで、5,280円。

5:00ちょうどに呼ぶことで深夜割増を回避しました。

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美濃戸口でタクシーを降りると、目の前には八ヶ岳山荘があります。

けっこう寒い!このときの気温は手元の温度計で7~10℃。

長袖のインナーに半袖Tシャツという薄着でしたが、歩いていればすぐに温まるだろうと、最初だけ我慢していました。案の定、すぐにちょうどよくなりましたね。

そして、八ヶ岳山荘前で登山届を書いて、5:40ごろ出発!

美濃戸口から南沢・北沢分岐まで徒歩1時間

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山荘の真横に登山口があります。

ここから1時間ほど歩いて、赤岳山荘や美濃戸山荘がある地点まで向かいます。

赤岳山荘や美濃戸山荘までは、宿泊者に限り車で行くことができます。

ここで往復2時間のカットはかなりデカい。車に抜かされるたびにうらやましい思いでした。

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途中、分岐点がありますが、どちらに進んでも同じ場所に着きます。

左は車が通りますが、歩いて通行もできます。右は車が来ないので、右のほうが歩きやすいかもしれませんね。

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やまのこ村に到着。

このすぐ奥に赤岳山荘があり、そこを越えるといよいよ登山道です。

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この看板が登山口入り口の目印。いよいよ入山です!

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登山口手前で、北沢ルートと南沢ルートに分岐します。

北沢が赤岳鉱泉を経由するルート、南沢が行者小屋を経由するルートです。

今回は、最高峰である赤岳から攻めていくので、南沢ルートを使います。

南沢ルートより登山開始

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その名が示すとおり、登山道は沢沿いの道が続きます。

川が流れているので、木々に覆われた登山道も閉塞感がなく、水が流れる音を聞きながら歩くことができ、非常にリラックスできます。

急登も少ないので快適。

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気温が低いので、とにかく快適。こんなに快適な雑木林の登山道は初めてかもしれない。

真夏の低山は地獄ですからね・・・。

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一部、コケに覆われた区間があります。このあたりの雰囲気、とても気に入りました。

いろいろなキノコが生えているので、ときどき歩みを止めてあたりを見回しながら進むと面白いです。

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だいぶ日が昇ってきました。

木々の合間から差す日差しがコケのじゅうたんを照らす様子が神秘的で美しい。

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コケの道を抜けると、視界が開けたところに出ます。八ヶ岳の山々を結ぶ尾根が見えます。

真ん中に川も流れていて、最高の景色でしたよ。

行者小屋から地蔵尾根へ

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8:15、行者小屋に到着。美濃戸口から2時間30分歩きました。

時間としてはけっこう歩きましたが、ここまでは急登も少ないので、疲労はまったくといっていいほどない。なんてやさしい山なんだ~~と、このときは思っていました。このときは。

行者小屋を越えて、地蔵尾根に入ります。

ここからが本当の戦いなのであった・・・。

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地蔵尾根、けっこうキツいぞ!!

行者小屋から離れるほど、みるみる急登になっていきます。

行者小屋までの道のりが易しかっただけに、ここでペース配分をミスって結構足に負担をかけてしまいました。

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標高を上げると、階段が頻繁に現れます。

このあたりでストックは完全に邪魔になるので、しまったほうがいいでしょう。

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ここまで登ってきた道を振り返ります。

下のほうに小さく見える小屋が行者小屋。けっこう登ってきたことがわかります。

遠くには北アルプスが見えます。

この時点で景色は最高~~。

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森林限界を越え、石がゴロゴロした道を進みます。

ところどころ鎖場もあって、楽しい道が続きますが、この時点で結構足が痛かった。

地蔵尾根を登るペースを完全に間違えた。

地蔵の頭

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地蔵尾根を登りきると、赤岳~横岳を結ぶ稜線上にある「地蔵の頭」に出ます。

美濃戸口から歩き始めて、ここまで3時間30分。時刻は9:00過ぎ。

コースタイムは4時間25分なので、1時間ほど巻いて来られました。

左手には横岳、右手には赤岳が見えます。

上の写真は赤岳。近くに見える小屋は赤岳展望荘。

赤岳の頂上に至る道、どう見ても険しすぎる・・・。

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そして、地蔵の頭に出ると初めて向こう側の下界を望むことができます。

この日は見事な雲海が広がっていて、あまりに感動して泣きそうになりました。

足が爆発しそうになりながら登った地蔵尾根を越えた先にこの景色が待っていたというストーリーも相まって、感動は倍増でした。

思えば、ここまでびっしり広がっている雲海って初めて見たかも。

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赤岳展望荘までは、ゆるやかな稜線上の道を歩きます。

これだよこれ・・・これが楽しみで登ってきたんだよ・・・!

遠くには雲海に浮かぶ富士山も視界に捉えることができます。

本当に天気に恵まれたなぁ。

赤岳頂上に向け、最後の急登。

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赤岳展望荘を越えると、最後に待っているのはそびえ立つような急登です。

前半は石に覆われたガレ場をつづら折で登っていき、後半は鎖を使いながらさらに勾配を増す急登をよじ登っていきます。

赤岳登頂

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ついにやりました!赤岳登頂!

初めての八ヶ岳登山で最高峰を制したぞ!

ここまでキツかっただけあって、ここ最近の登山では圧倒的に達成感がありました。

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少し離れたところから見る山頂全貌。

狭い領域にたくさんの人がひしめき合っています。

その中で、完全に一人だけがちょうど座って休めるようなスペースを発見!

すかさずザックを下ろして一息つきました。

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2ヶ月くらい前に完全にノリで買った八ヶ岳の高原地図がここにきて大活躍。

目の前に広がる純白の大海原を眺めながら、昼食を頬張りながらのんびりとプランを練る。

最高のひとときでした。

こんなにこの場を離れたくないと思った山頂は初めてで、いつまでもいたかったです。

人は多かったのですが、この1人用のスペースが完全に自分だけの空間を作り上げてくれました。家がなくなったらここに住みます。

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赤岳山頂から望む権現岳、編笠山方面。遠くには南アルプスの山々がくっきりと見えます。

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そして阿弥陀岳。赤岳から比較的近いので、赤岳と阿弥陀岳を合わせて日帰り縦走する方も多いようです。

遠くには中央アルプス、御嶽山、北アルプスが見えます。どの山も本当に良い天気!!

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南アルプスと自分。

赤岳の山頂では1時間ほどのんびりとした時間を過ごしました。

ほんとうはあと何時間でも居たかったのですが、このあと横岳、硫黄岳まで行って、そこから美濃戸口の16:20の最終バスに間に合わせることを考えると、あまりゆっくりしていられないので、名残惜しくも赤岳をあとにします。

赤岳⇒横岳へ

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10:45、赤岳から横岳を目指します。

しかし、上から見るといかにここまでが険しい道のりであったかわかりますね。

くだりは慎重に下りれば危険なこともないので、ゆっくりと下ります。

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地蔵の頭に戻り、そのまま横岳に続く登りに差し掛かります。

横岳はいびつな形をしていて、いくつかのピークの先に最高峰があります。

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実際に登ってみると、赤岳とはまた違った険しさがあります。

ハシゴがかかった箇所が多く、岩肌にへばりつくように登っていきます。

なんでここに鎖がないんだ!?と思うような急な箇所が多い。

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1つ目のピークに登ると、その先には2つのピークが見えます。

写真では左に見える、奥のピークが横岳の最高地点です。意外とまだあるな・・・。

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横岳に至る道のあるところで後方を振り返ると、赤岳の山容が見事に視界を覆い尽くします。

本当に立派な山ですよね。

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赤岳を下り始めてから1時間ちょっとで、横岳を登頂です。

一度赤岳を登ってきてしまうと、横岳は通過地点っぽさがあります。

それでもここに至る道は赤岳にはないような全く違った体験をさせてくれるので、飽きることはありません。

まだ歩ける気分だったので、硫黄岳にそのまま向かうことにしました。

横岳⇒硫黄岳へ

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横岳から硫黄岳方面。手前のピークではなく、左奥にある山頂が非常になだらかになっている山が硫黄岳です。

硫黄岳に至る道は、これまた今までとは違った雰囲気を持っていて、非常にゆったりとしています。

それでも、ここまでだいぶ体力を使ってきたので、なだらかな登りでも疲れます。

もし北沢ルートに入山して硫黄岳から赤岳に向かう逆ルートだったら、最後に赤岳を残すことになるので、よりキツかったかも。

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先ほどの写真の手前のピークを越えて、硫黄岳本体へ至る道の途中には硫黄岳山荘があります。

ここを越えて、最後の登りをクリアすれば硫黄岳山頂です。

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横岳から1時間強、13:00すぎに硫黄岳登頂です。

赤岳、横岳とは違い、硫黄岳の山頂はとっても広い。

どこでも休む場所があります。

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北側には見事な爆裂火口があります。

ものすごい迫力。

この写真では、火口の向こう岸に米粒サイズのヒトが見えます。

それと対比していただければ、いかにこの爆裂火口が巨大か分かると思います。

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ならだかな斜面に広がる草原が作り出す大自然のソファーで休憩。

このまま昼寝余裕モードでしたが、地図でコースタイムを確認すると、ここから美濃戸口まで戻るには4時間以上かかるとのこと。しかし、最終バスまで3時間しかない。

けっこうヤバいと気付いたので、硫黄岳の山頂では15分くらい休憩してすぐに下山することになってしまいました。

怒涛の下山開始(北沢ルート)

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硫黄岳を下りはじめたときに見えた横岳、赤岳方面。

正面の大きな山が赤岳です。やっぱり存在感が違うな、赤岳。

あんなところからここまで歩いてきたのかぁ。

硫黄岳から下山すると、使うのは北沢ルート。赤岳鉱泉を経由しながら美濃戸を目指します。

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ほとんどの区間は木々に覆われた道。

でも涼しいので、気持ちよく下っていくことができました。

相変わらず下山は半トレイルランですが。。

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40分ほどで赤岳鉱泉に到着。

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赤岳鉱泉を過ぎるときに、後ろを振り返って撮影。

さっきまで歩いていた稜線が見えます。見えているのは主に横岳。

まるでアルプス山脈のようです。カラフルなテントも相まって画になるなぁ。

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北沢ルートは、南沢ルートよりも沢を横切る箇所が覆いように思えます。

やっぱり川が流れるすぐそばをずっと歩けるっていうのは楽しいですね。

水の流れがあるってだけで気分が全然違うんですよ。

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しばらく進むと、登山道は砂利道になります。

ここに差し掛かると、もうすぐじゃん!って感じになりがちですが、ここからが想像以上に長かったですね。

もともと長い覚悟をしていなかったので余計に長く感じたというのもありそうですが。

それに、けっこう傾斜がある区間も多いので、ひたすらこの面白みがない砂利道を下から登ってくることを思うと、北沢ルートから登るのってどうだろう・・・。

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だいぶ歩いて、ようやく南沢・北沢の分岐がある登山口まで戻ってくることができました。

あとはここから美濃戸口を目指して1時間ほど歩くのみ!!

時刻は15:00。最終バスまで80分もあるので、ここからは安心してゆっくり歩けました。

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そして、美濃戸口に帰還!

外は相変わらず良い天気で、日差しが熱かったので八ヶ岳山荘で涼んでいました。

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ちなみに、八ヶ岳山荘で路線バスの乗車券を購入することができます。

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時刻表がこちら。やっぱりバスの本数少ないな。

公共交通機関に縛られた山行はやっぱり少し窮屈ですよね。

バスは40分ほどで、茅野駅に着きます。

山に登って下りてくるといつも頭が痛いのですが、今回は過去最大級に痛かったです。

茅野駅で新宿行きの特急を待っている間が地獄だった。

迷わずグリーン券を買いました。

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特急の車内で1時間ほど寝たら、さっきまでの頭痛がウソのように晴れ渡り、結果的には後味よく帰宅することができました。

八ヶ岳(赤岳~横岳~硫黄岳)を終えて

前日の夜から丸一日の旅となりましたが、今回も大成功です!

本当に満足。1日で帰ってきてしまったのが本当にもったいないと思えるほど。

これがもし友達と一緒に登って、小屋なりテントなりで泊まりながらワイワイ登ったら楽しさ倍増なんだろうな~~~と孤独な私は思うわけです。

ただ、やはり今回のコースを日帰りで登ろうと思っている方がいたら、オススメはしません。

非常に充実した山行になることは間違いありませんが、もっとゆとりがあればより楽しい山行になるかと思います。

赤岳から阿弥陀岳の2山縦走くらいにするとちょうどいいかもしれません。

今回、初めての八ヶ岳登山となりましたが、登る前から惚れていた八ヶ岳にさらに取り憑かれました。

まだ登っていない山も、今回登った山も、八ヶ岳はまた何度も訪れたいと思える最高の山でした!

今回もたくさんの感動をありがとう!

以下、今回の山行の詳細レポートです。

登山レポート詳細

■日付:
2015年9月11日(金)茅野駅周辺に前泊
2015年9月12日(土)山行当日

■行程:
(前日)
21:00 特急あずさ35号 松本行
23:23 茅野駅着
23:30 ビジネスホテルさかえや チェックイン
24:50 就寝
(当日)
3:50 起床
4:30 ビジネスホテルさかえや チェックアウト
5:10 茅野市役所前 タクシー発
5:35 美濃戸口 八ヶ岳山荘前 タクシー着
6:20 赤岳山荘通過
6:26 南沢ルート 入山
8:15 行者小屋 通過
9:09 地蔵の頭 通過
9:17 赤岳展望荘 通過
9:45 赤岳 山頂(2,899m)
10:45 赤岳→横岳 移動開始
12:00 横岳 山頂(2,829m)
12:36 硫黄岳山荘 通過
13:07 硫黄岳 山頂(2,760m)
13:25 下山開始 北沢ルート
14:04 赤岳鉱泉 通過
15:03 南沢・北沢分岐点 通過
15:48 八ヶ岳山荘 帰還
16:20 アルピコ交通バス 美濃戸口線 茅野駅行 発
17:00 茅野駅 着
17:28 特急スーパーあずさ28号 新宿行 発
19:36 新宿駅 着
20:50 帰宅

■消費水分:
・スポーツドリンク:2,700ml

■学び
・八ヶ岳縦走は日帰りで行くにはもったいない!

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コメント

  1. 文岳 より:

    はじめまして、文岳と申します。
    弾丸登山ですね。
    茅野に泊まるのも有りですが・・
    美濃戸口バス停前の八ヶ岳山荘
    http://www.yatsugatake.gr.jp/index.html
    の2階に雑魚寝で仮眠できます。
    車で来て泊まる人が殆どなので、変な時間にゴソゴソやってあまり落ち着きませんが。
    お風呂も入れます。
    それでは

    • noramimiyuma より:

      >文岳さん
      コメントありがとうございます!
      八ヶ岳山荘に宿泊すると茅野駅前よりもかなり時間短縮になりますね。
      次回八ヶ岳に行く際は八ヶ岳山荘への宿泊を検討してみます!

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