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奥大井:静岡が誇る大秘境!現役SLが走る大井川鐵道の列車旅

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こんにちは。

今回は静岡県を流れる大井川の上流に位置する奥大井の魅力に迫ります。

川根本町の中心部からさらに上流にある、大井川鐵道大井川本線の終点駅、千頭駅周辺に行ったときのお話をします。

実際に足を運んだのは今年の5月で、当時ブログを書いていなかったこともあってどこにも発信していない状態でしたが、あの至極のエクスペリエンスを内に秘めているのではもったいないと、4ヶ月の時を経てここで紹介することにしました。

東海道本線「金谷駅」から大井川鐵道に乗る

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日帰りなので、当日の朝は早いです。

金谷から千頭方面への始発は6:13。これに乗ります。

これを逃すと、次は7:48。かなり開いてしまいますね。

1日を存分に楽しむためにも、この時間の差は大事です。

なんともレトロなワンマン列車で千頭を目指します。

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これが大井川本線の時刻表です。(2015年5月2日現在)

GWの2日目、金谷から同じ列車に乗っていたのは5名ほど。

次の新金谷駅で15〜20名ほど乗り込んできました。

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奥大井の観光におすすめなのがこの「寸又峡フリーきっぷ」。

金谷から千頭までの大井川本線と、千頭から奥泉までの南アルプスあぷとライン(その先はは対象範囲外)、千頭から寸又峡温泉までの路線バスが2日間乗り放題で4,800円です。

2日間有効なので、現地で1泊しても翌日にも同じものを使えるのが心強いですね。

SLに乗るには別途特急券を購入する必要がありますが、乗車券分はこれでカバーできます。

大井川本線終点駅、「千頭」に到着。

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千頭駅に到着。1時間ちょっとの列車旅でした。

静岡、金谷の市街地よりもすこしだけ涼しかったのを覚えています。

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千頭駅から路線バスに乗り換えて、40分ほどで寸又峡温泉に来ました。

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ここから目指すのは、寸又峡の象徴ともいえる夢の吊橋という大吊り橋です。

バスを降りてから吊橋まで、1.5kmほどの道のりを歩いていきますが、その大半はアスファルトで整備された道なので、特に気をつけることはありません。

夢の吊橋

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そして、これが夢の吊橋。長さ90m、高さ8mの細い吊橋です。

注目すべきはこの水の色。見事なエメラルドグリーンです。

これは生で見ると感動しますよ!

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一帯がダム湖のようになっていて、水面も非常に穏やかです。まるで宝石のようです。

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足場は幅50cm程度。細いロープの手すりを掴んでゆっくりと渡ります。

思ったよりも安定しているので、安心して渡ることができます。

夢の吊橋を渡り終えると、しばらく急登が続きます。

階段などでしっかり道が整えられているので登りやすいですが、突然の急登なので疲れます。

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急登を越えて道なりに歩いていくと、前黒法師岳の登山口が現れます。

真夏に登るには暑くてつらそうな山ですが、秋~初冬にかけての涼しい時期に登ってみたいかも。

飛龍橋

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飛龍橋。これもまた寸又峡の観光スポットの一つです。

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飛龍橋からの眺めです。

夢の吊橋が小さく見えます。だいぶ歩いてきたことがわかります。

湖面は相変わらず綺麗な色です。

ここから道なりに歩き進めていくと、途中で往路と同じ道に合流します。

そのまま寸又峡温泉に戻り、路線バスを使って千頭駅に向かいます。

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千頭駅で小休憩。

あまりにも天気がよくて、5月に入ったばかりだというのにすごい暑さでした。

この記事を書いているのは8月ですが、ここ最近ずっと天気が冴えなくて当時の光景がうらやましい限りです。

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駅前の売店に売っていたおにぎりと巨大な串焼きで昼食。

雰囲気もあってか最高に美味い!

ここでののんびりタイムは良かったなぁ。

南アルプスあぷとライン

さて、次は「南アルプスあぷとライン」に乗ります。

南アルプスあぷとラインとは、千頭から井川を結ぶ鉄道で、ほとんど観光列車のような立ち位置になっています。

その名が示すとおり、アプト式列車が現役で運行しています。ここが日本で唯一だとか。

発車時刻を待つためしばらく千頭駅前でのんびりしていたのですが、時刻表を見間違えていたことに発車直前おタイミングで気付き、急いで駅ホームへ。

滑り込みでなんとか予定の列車に乗れました。

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今回は千頭から奥大井湖上駅を目指します。

奥大井湖上駅はこの記事のトップに掲載している写真です。

日本屈指の秘境駅で、その特徴的な佇まいから「中部の駅百選」にも選ばれています。

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これが南アルプスあぷとラインの列車。

基本的に窓は全開で、非常にゆったりとした速度で山の中を走っていきます。

乗務員さんのガイドを耳に挟みながら、大自然の風を受けての列車旅は今まで経験した列車旅の中でも最高でした。

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横には大井川が流れます。

こんなに上流に位置しながら、まるで下流のような穏やかさを見せてくれます。

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途中にある「アプトいちしろ」駅では、日本で唯一現役で稼動するアプト式機関車が登場します。

この駅ではみんなが一度列車から降りて、ドッキングショーを間近で見物します。

このゆるさも観光列車ならでは。

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ここで連結したアプト式機関車に押され、長さ1kmの区間で90mも標高を上げると言われる急登を進み、長島ダム駅まで向かいます。

長島ダム駅でドッキング解除し、さらにその先に進みます。

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なんでこんなところに列車が走っているのかと思ってしまうほどの景色が続きます。

真の陸の孤島、「奥大井湖上駅」に到着。

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川の蛇行によってできた半島の先端にあるのが奥大井湖上駅。今回の目的地です。

ここで下車し、この駅の全容を眺めることができる高台まで移動します。

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駅から線路沿いに歩道が延びていて、そこに沿って対岸に移動することができます。

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なんともふしぎな光景。どこか遠くの別世界に来てしまったかのようでした。ほんとに。

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そして、これが奥大井湖上駅の全容。

どうしてここに駅を作ったのか。文字通り、陸の孤島です。

こんなに美しい光景が、地元である静岡県にあるということが何度思い返しても信じられませんでした。

しばらくこの景色に見惚れていましたね・・・。

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さて、千頭に戻ります。列車はひたすら山あいを縫うように走ります。

列車は1本乗り遅れると次の列車まで1時間は空いてしまうので、奥大井湖上を存分に楽しんだら帰りの列車に乗り遅れないようにします。

自分が帰りに乗った列車は、行きに乗ったものと同じやつかな。

接阻峡温泉方面まで向かって、折り返してきた列車にちょうど乗った感じです。

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自然の風を受けながらゆっくりと走る列車に乗るのがいいんですまた。

本当にいい。

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千頭に戻ったのは14:00くらいだったと思います。

駅前にはトーマスの仲間たちが集合していて、子連れの観光客がたくさん集まっていました。

さて、奥大井の魅力をたっぷりと味わったところで、この地を後にします。

SL急行「かわね路」に乗る

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帰路は大井川鐵道の名物といってもいい、蒸気機関車に乗ります。

現役のSLが走るんです!

先頭のSLが後続の客車を牽引します。

派手に蒸気が吹き出す音と、立ち昇る黒煙は見事でした。

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寸又峡フリーきっぷを持っているので、急行券だけを購入して乗ることができました。

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茶畑が広がる静岡らしい景色を眺めながら、最後の列車旅を楽しみます。

この反対側には大井川が流れていて、その景色もまた見事でした。

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SLは新金谷まで。最後の最後まで楽しませてくれました。本当に楽しかった。

ここで全員降りて、金谷駅まで別の電車に乗り換えて行くことができます。

自分はこのまま地元の静岡駅まで戻ったのですが、旅の余韻を楽しむためにここで電車には乗り換えず、のんびりと島田駅まで歩きました。

都会に疲れたら、田舎を思い出しにいこう。

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都会で暮らしていると、あまりの窮屈さに全てを投げ出したくなることがあります。

そんなとき、田舎が全て洗い流してくれます。

そんなことを実感する旅となりました。

ここに行ってから4ヶ月経った今も、このときの思い出はとても印象に残っていますし、日々田舎を思いながら都会で暮らしています。

田舎で育って都会に出てきた方も、生まれも育ちも都会だという方も、

静岡の奥地にある川根の大自然の中で、心の田舎を思い出してみませんか?

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